約 1,607,710 件
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/32672.html
登録日:2015/08/22 (土曜日) 15 26 00 更新日:2022/09/19 Mon 03 27 05 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 PSVita アトラス ゲーム ダンシング・オールナイト ディンゴ ペルソナ ペルソナ4 ペルソナシリーズ 音ゲー 『ペルソナ4 ダンシング・オールナイト』は、2015年6月25日にアトラスから発売されたPSVita用ゲームソフト。 通称P4D。 ペルソナシリーズ初のいわゆる「音ゲー」であり、「4」本編で使用された楽曲を中心にキャラクターを操作してゲームを進めていく。ちなみに楽曲のアレンジには浅倉大介氏や小室哲哉氏と言った音楽の最前線で活躍するコンポーザーが名を連ねており、30曲以上もの楽曲が楽しめる。 操作キャラには多数のコスチュームやアクセサリーが用意されており、ゲーム内で購入するかあるいはDLCで購入することで使用可能となる。 なお、ネタバレは公式より禁止されており、破った人にはとある海岸に伝わるあの“おわかめ様の呪い”が降りかかるとのこと。 あのキャラが、あの姿でしか踊れなくなる、おぞましき祟りには努々注意しよう。た、誕生すっぞ、コラァ! 【あらすじ】 ペルソナ4本編の事件が解決した後の夏。久慈川りせは本格的なアイドル復帰を目指しその足掛かりとして「愛 Meets 絆フェスティバル」に自称特別捜査隊のメンバーと出演することになり、場所は違えど日々特訓に励んでいた。 そんな中、巷では「午前0時に絆フェスのサイトに流れる奇妙な動画を見ると、"向こう側"に連れて行かれてしまい、二度と目を覚まさなくなる」という都市伝説が流行しており、特訓中だったりせ、直斗、悠はそれに巻き込まれ"向こう側"である『マヨナカステージ』に連れて行かれてしまう。何とか脱出した3人だったが、絆フェスで共演予定だった「かなみんキッチン」のメンバーが行方不明になってしまった。彼女達を救出するため、自称特別捜査隊が立ち上がる。 【主要登場人物】 主人公/鳴上悠 CV 浪川大輔 我らが番長。本作ではデフォルト名が「鳴上悠」になっている。都会でダンスの練習に励んでいたが、事件発生により異世界に向かう。 なお海外では本作が原因で「番長(鳴上)=何か知らんが踊り狂っている人」というミームが発生したとかなんとか。 花村陽介 CV 森久保祥太郎 今作ではアイドルに詳しい一面が多々見られ、間近でアイドルを見られることに興奮していた。ヒップホップ系のダンスで戦う。 里中千枝 CV 堀江由衣 お馴染み格闘娘。カンフーを取り入れたストリート系ダンスで戦う。 天城雪子 CV 小清水亜美 お馴染み若女将。日本舞踊などの流れる動きを取り入れたオリジナルダンスで戦う。 巽完二 CV 関智一 お馴染みオトメン。体格を駆使したパワフル系ダンスで戦う。 白鐘直斗 CV 朴ロ美 お馴染み探偵王子。都会に住んでおり悠やりせと共に練習に励んでいた。社交ダンスの経験があった事が判明するが、今回のようなダンスは初めてだった。 クマ CV 山口勝平 お馴染み中身の生えた着ぐるみ。エルヴィス・プレスリー風の衣装で参戦(目立ちたいので夜なべして作ったらしい)。 久慈川りせ CV 釘宮理恵 お馴染みアイドル。本作の実質的な主人公であり、彼女が捜査隊に「お願い」をした事から物語が始まる。本作では彼女にも多くの衣装が用意されているので、「4」本編での彼女だけ着せ替え衣装がないという点が解消された。 真下かなみ CV 寿美菜子 本作のキーキャラクター。存在は「4」本編でも語られていたが、本作で実質的に登場する。「かなみんキッチン」のメンバーが行方不明になったことで彼女も独自に事件を追っていくが…。 中の人はメガテンシリーズでは「デビルサマナー ソウルハッカーズ」の3DS版でネミッサ/ヒトミ役で出演していた。 中原のぞみ CV 石原夏織 かなみんキッチンのメンバー。「王子様キャラ」として人気を博しているが、実は… 上杉たまみ CV 内田彩 かなみんキッチンのメンバー。業界関係者の父と女優の母を持つ。「お笑い担当」として人気だが… 中の人はメガテンシリーズでは「デビルサバイバー2」の新田維緒/イオ役で出演していた。 余談だが、「上杉」という名字と「父親が業界関係者」という点からある人物との繋がりを想像したプレイヤーもいたらしい。 右鳥すもも CV 小見川千明 かなみんキッチンのメンバー。「ぷにロリ」キャラとして人気だが… 恐らく山形県出身。 左山ともえ CV 本名陽子 かなみんキッチンのメンバー。「お色気担当」として人気だが… ちなみに「かなみんキッチン」のメンバーは全員「上下左右中央」の漢字がそれぞれ充てられている。 井上実 CV 内匠靖明 りせ及びかなみんキッチンのマネージャー。「4」から登場していたが、本作では彼のやり手振りが随所で見られる。 落水鏡花 CV 久川綾 絆フェスの総合プロデューサー。同業者及びアイドルのファンからは「女帝」として恐れられている。彼女も今回の事件に巻き込まれてしまうが… 堂島菜々子 CV 神田朱未 お馴染み妹。本作ではかなみのダンスインストラクターに才能を見いだされ、かなみと共に"絆フェス"に出ることになる。これにより、初めて操作キャラとして抜擢された。 堂島遼太郎 CV 石塚運昇 お馴染み叔父さん。本作では"絆フェス"に行く菜々子の付き添いとして登場するが、かなみを襲った暴漢を取り押さえた事と、彼女からメンバーが失踪したことを聞かされ、共に事件を追っていく。 ちなみにダンスは「そんな年じゃない」ということで踊ってくれない。ちょっと残念。 ダンスインストラクター かなみのダンスのインストラクター。菜々子の才能を見抜き、かなみと組むことを提案する。いわゆるオネエキャラでかなりの濃さを持ち、ゲームのタイトルコールにもさりげなくいたりする。 【その他の登場人物】 マーガレット CV 大原さやか ベルベットルームの住人。本作ではプレイヤーに対しての案内役を務める。条件を満たすと彼女もダンスを踊る。 マリー CV 花澤香菜 DLCのみで登場。実はストーリーで彼女の事がちらりと語られているシーンがある。 足立透 CV 真殿光昭 DLCのみで登場。これがホントの踊る大捜査線? 初音ミク DLCのみで登場。元はキャラクターデザインの副島成記氏が安室奈美恵と初音ミクのコラボレーション企画のイラストを描いたことから来たネタ。 追記、修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] キャラゲーではあるがなかなか面白かったと思う -- 名無しさん (2015-08-22 18 05 40) 髪切ったはずの陽介の髪が元に戻っていたのはなんでだ…他のメンツは髪伸ばしてたから切れば良いけど…(完二は染め直すだけだし) -- 名無しさん (2015-08-23 01 13 25) 堂島さんの刑事としての活躍を見れる数少ない作品 -- 名無しさん (2015-08-23 11 03 57) トラボルタポーズをキメる番長に笑いが止まらない。それでもかっこいいっていうね・・・流石は番長 -- 名無しさん (2015-08-23 14 58 15) ストーリーはなかなか良いんだが、答えを得てる集団なだけに4メンバーはもう打ち止めだろうな。あとはせいぜいお祭りゲーくらいで。 -- 名無しさん (2015-08-23 22 28 14) なんかこのまま夏休みの服装が無かった事になりそうで怖い。特に完二 -- 名無しさん (2015-08-23 23 52 10) 正直かなみんの楽曲中ボイスはちょっと邪魔…たんたんたーん!の声でリズムが崩れる -- 名無しさん (2015-08-24 03 34 26) P4Dの直斗は男と間違えようがないと思う。エロすぎる -- 名無しさん (2015-08-24 04 08 20) こんなんで引っ張らなくていいから5の開発に力を入れろよ -- 名無しさん (2015-08-24 13 39 10) ペルソナ4で儲けてやろうという意思を感じる作品 -- 名無しさん (2015-08-25 01 10 29) ↑うわぁ… -- 名無しさん (2015-10-05 11 23 47) ダンスするぐらいならペルソナ出せよ -- 名無しさん (2015-10-28 08 29 18) ↑ もう少し待てば5が出るぞ。それはそうと、本ゲームならではのシステムについても書いてほしいなぁ。 -- 名無しさん (2015-10-28 08 47 09) P4は本編(及びアニメ)で綺麗に完結してるからそれ以降関連作品出しても蛇足でしかないとは思う。P4UもコレもパラレルとしてならありだけどP4の正当続編としては認めない。あくまでも番外作品。いやまあ個人的な意見だから万人にそれを押し付けるつもりは無いし気を悪くしたら申し訳ないのだが… -- 名無しさん (2016-02-26 06 58 07) ゴールデンやった後にやると、結構にやりと出来るネタも多い。コミュ関連の話もあったりするし -- 名無しさん (2016-12-12 17 17 23) 今度は「3」「5」メンバーの作品それぞれ来るか -- 名無しさん (2017-08-02 20 50 57) P3DとP5Dにもミクなんとかみたいな奴が出るのかね -- 名無しさん (2017-12-13 15 08 23) 欲を言えばかなみん以外のメンバーももっと見たかった。結構個性豊かなメンバーでよかったし -- 名無しさん (2017-12-13 21 08 27) 今更だけどかなみんって4本編で「わざとらしくない可愛さがいい」ってキャラのはずだったけど、素はともかくキャラはかなりわざとらしかったよな… -- 名無しさん (2020-03-31 20 45 07) 5の時代でもかなみんはりせちー同様に活躍してるみたいでよかった -- 名無しさん (2022-01-10 19 22 15) ストーリーふつうに泣いたんだけど もっと速くやっておけばよかった・・ -- 名無しさん (2022-08-09 02 10 34) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/crpersona3/
目覚めよ、ペルソナ。 待望のゲームタイアップ第三弾「CRペルソナ3」登場! シャドウとの熱き戦いが幕を開ける 公式 CRペルソナ3公式サイト http //www.taiyoelec.co.jp/user/pachinko/products/persona3/ タイヨーエレック http //www.taiyoelec.co.jp/ 関連サイト 株式会社アトラス http //www.atlus.co.jp/ ペルソナ3公式サイト http //p3.atlus.co.jp/ 現行スレ CRペルソナ3MTZ 13階 http //namidame.2ch.net/test/read.cgi/pachik/1254480273/-100 過去スレ 【タイヨーエレック】CRペルソナ3【影時間始まる】 http //namidame.2ch.net/test/read.cgi/pachik/1231923103/ CRペルソナ3MTZ 2階 http //namidame.2ch.net/test/read.cgi/pachik/1235350450/ CRペルソナ3MTZ 3階 http //namidame.2ch.net/test/read.cgi/pachik/1235893481/ CRペルソナ3MTZ 4万負けた http //namidame.2ch.net/test/read.cgi/pachik/1236010168/ CRペルソナ3MTZ 5階 http //namidame.2ch.net/test/read.cgi/pachik/1238042475/ CRペルソナ3MTZ 6階 http //namidame.2ch.net/test/read.cgi/pachik/1239457262/ CRペルソナ3MTZ 7階 http //namidame.2ch.net/test/read.cgi/pachik/1241054061/ CRペルソナ3MTZ 8階 http //namidame.2ch.net/test/read.cgi/pachik/1242538500/ CRペルソナ3MTZ 9階 http //namidame.2ch.net/test/read.cgi/pachik/1244335731// 【オルギア】CRペルソナ3MTZ 10階【回らない】 http //namidame.2ch.net/test/read.cgi/pachik/1246086969/ CRペルソナ3MTZ 11階 http //namidame.2ch.net/test/read.cgi/pachik/1248059206/ CRペルソナ3MTZ 12階 http //namidame.2ch.net/test/read.cgi/pachik/1251158720/ コメント欄はテンプレ内容の議論等、ご自由にお使いください。 -- @管理人 (2009-06-11 16 35 16) 予告 -- 名無しさん (2010-12-12 12 51 19) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/410.html
なのは「あなたはすごいわよ よくがんばったね… たったひとりで… 何度も何度も姿を変えて・・・いい加減嫌になるぐらいにね こんどは・・・こんどはいいヤツに生まれ変わってね… 一対一で修行とかしてみたいから… 待ってるからね… あたしももっともっとウデをあげて… またね!!!」 フェイト「なのは!!」 ユーノ「なのは!」 アルフ「なのは!」 はやて「なのはちゃん!」 シグナム「高町なのは!!」なのはの両親とかその他「なのは!!なのはちゃん!!」 一同「行けーーー!!!」 なのは「ハァァァァァァァァぁ!!!!」 敵消滅 フェイト「ふん、手間取っちゃって・・・」 界王様ナレーション「魔道人ブウは、ついに全人類の思いの詰まった魔道玉で細胞ひとつ残らず消滅した・・・高町なのは・・・やっぱり最強だぞお前は!!」 単発総合目次へ DB系目次へ TOPページへ
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/408.html
なのは「さあ、このポタラをつけて!それしかあいつに勝てる方法はないの!!」 フェイト「く・・・右耳だったわね!こんなギリギリで・・・!!」 なのは「そうそう、この合体は二度と解けないから!!」 フェイト「な・・・こんなギリギリで言うなんて・・・これでいいでしょ!!」 なのは「ありがとう、フェイトちゃん・・・」 カッ!!! ナノト「なのはとフェイトが合体してナノトってとこかしら・・・そして、こいつがスーパーナノト!!」 敵「それが・・・・どうした!!」 ボコスカッバキィッ!! ナノト「ふふふ・・・あたしに出させてよ、本気を・・・」 単発総合目次へ DB系目次へ TOPページへ
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/561.html
Episode15 『束の間の休息』 ---俺の部屋--- 俺「・・・・・」パチパチ 俺(夢・・・か・・・いや、現実だったんだよな・・・) バタン! ルッキーニ「俺ー、朝だぞーおっきろー!」 俺「あれ・・・ルッキーニさん?どうして・・・」 ルッキーニ「んとね、少佐が俺を起こしてこいって。」 俺「へ!?」ガバッ 起き上がり、眼鏡をかけてから時計を見る。時刻はすでに7 30。朝食の時間だ。 俺「やっば!すみませんルッキーニさん。起しにきてもらっちゃって・・・」 ルッキーニ「ううん。でも俺、もう、悲しくない?」 俺「悲しい?」 ルッキーニ「だって俺、昨日いっぱい泣いてたでしょ・・・?それでみんな、俺はまだ悲しんでるじゃないかって・・・」 俺「・・・・・」 俺はベッドから降り、ルッキーニの元へ歩み寄る。 それからルッキーニに目線を合わせるように屈み、ポンと彼女の頭に右手を乗せた。 俺「ありがとうっス。でも、俺はもう大丈夫っスよ。」ナデナデ ルッキーニ「ホントに・・・?」 俺「これでも俺、嘘ついたことはあんまりないっスよ。」ニッ ルッキーニ「あんまりってことはあるの?」 俺「まぁ、何回かは。でも今は嘘ついてないっス。」 ルッキーニ「うん・・・じゃあ信じる!じゃ、あたし先行くね!」タッタッタ 俺「っと、俺も急がないとな・・・」 洗顔と着替えを済ませ食堂へと向かう。 ---食堂--- 俺「すみません!遅れました!」 エイラ「・・・・・」 リーネ「俺さん・・・」 ゲルト「その・・・もう平気なのか・・・?」 ルッキーニ「平気だよ!ね、俺!」 俺「うっス!ご心配かけたみたいで申し訳ないっス。俺は全然平気っス。」 ゲルト「本当か・・・?」 シャーリー「ルッキーニが平気って言ってるなら大丈夫だよ。ま、そんだけ俺のことが心配なのは分かるけどさ。」 ゲルト「わ、私はただ隊の士気に関わるからと・・・」 芳佳「あの、ご飯早くしないと冷めちゃいます・・・」 ミーナ「そうね。俺さん、席について頂戴。」 俺「了解っス。」 坂本「よし、そろったな。今日の朝食は私も手伝ったから、扶桑方式で食べるぞ。」 坂本が手伝っただけあり、テーブルの上には味噌汁と俵大のおにぎりが人数分置かれている。 坂本「納豆では皆あまり食べないからな。具は焼き鮭にしてある。宮藤に味見してもらったから味についての心配は要らんぞ。では、いただきます。」パンッ 全員「い、いただきま~す。」 ――――― ―― ― デスの存在を知ってから数週間。一向にその存在が明らかにならない。 唯一分かるのはデスが滅びを呼ぶ者ということだけだ・・・ ---基地内廊下--- 今日一日は非番のため、俺は基地をふらつく事にした。 その途中、向かい側から一人歩いてくる。 僕「あ、俺君。」 俺「ん?僕か。ここももう慣れたか?」 僕「うん。でも、やっぱり暇だね。」 俺「暇って・・・お前普段は何してるんだ?」 僕「う~ん、君やルッキーニちゃんやシャーリーさんがよく誘ってくれるから、それで一緒に遊んだりとかかな。」 僕「あとは坂本さんやミーナさんも時々部屋に来て気にかけてくれるよ。」 俺「そっか・・・そだ、今暇なら一緒に基地探訪でもしないか?まぁ、軍事関係のとこは見せられないけど。」 僕「ほんとに?じゃあよろしく頼むよ。」 僕と一緒に基地を見て回ることになった。 俺「つっても暇つぶしになるものなんてこの基地に・・・あ、そうだ。」 僕「?」 俺「お前、本とか読む?というより文字は読めるのか?」 僕「いくら記憶が無いからってそれくらいはできるよ。」 俺「そっか、じゃあいいとこがあるんだ。」 ---図書室--- ギィィィ… 俺「はい、とうちゃーく。」 僕「ここは・・・」 僕が連れてこられた場所は多くの棚が並ぶ部屋。棚の中にはもれなく本がつめられている。 俺「501ご自慢の巨大図書室。世界中の本がここには集まってる・・・らしい。」 僕「らしい?」 俺「ん~、俺はあんまりここは使わないんだよ。だからほんとに世界中の本があるかは知らない。あ、あとここでは静かにな。」 僕「どうして?」 俺「どうしてって、こういう場所ではそうするのが当たり前だし、それにほら、あそこ。」 俺が天井に向かって指を指す。 ルッキーニ「しゃうしゃうしゃぅ・・・しゅるしゅるしゅ~・・・」Zzz… 見上げれば柱の上でルッキーニがマットを敷いて器用に眠っていた。 俺「ここはルッキーニさんのお昼寝スポットの一つなんだ。俺も前に教えてもらって、柱の上じゃないけど寝た事がある。」 僕「へ・・・へぇ・・・」 俺「ここの本はどれも閲覧自由だから、気になるのがあったら手にとってみろよ。」 僕「うん。」 しばらく本を探す二人。 僕「ん?これは・・・」 棚から一つの本を見つけ、手に取る僕。 俺「なんかいいのあったか?」 僕「これは・・・『こころ』?」 俺「お、扶桑語が読めるのか。俺もこの本くらいは知ってるよ。」 僕「どんなお話なんだい?」 俺「えっとたしか、夏目漱石っていう扶桑でも有名な作家さんが書いたやつで・・・」 1分後・・・ 俺「・・・で、親友のKを差し置いてプロポーズしたらそのKが自殺しちゃった、って大まかな流れはそんな感じだったかな。」 僕「それはもしかして・・・自殺に見せかけた・・・殺人・・・!?」 俺「お前の脳内では、この話が江戸川乱歩張りのミステリー展開になってるんだな。」 僕「ちがうの?」 俺「いや、いい・・・俺の説明が悪かったよ・・・」 僕「? まぁでも、この本はあまり僕には向いてないみたいだね。」 こころを棚へと戻し、再び本を探す。 しばらくして・・・ 僕「これは・・・」 再び別の本を取り出す僕。 俺「どうした?」 ルッキーニ「どうした?」ヒョコ 俺「うおぅ!?」ビクッ 僕「あ、ルッキーニちゃん。おはよう。」ニコ ルッキーニ「うん!ねー、なにしてんの?」 僕「えっとね、僕が暇をもてあましてたから、俺君にここまで連れてきてもらったんだ。それで何か面白そうな本が無いか探してるんだよ。」 ルッキーニ「ふーん。で、見つかった?」 僕「うん。これなんだけど・・・」 少し埃のかかった図鑑大の本を見せる。 俺「世界の歴史・・・か・・・そういえばお前、この世界についてもよく知らない・・・ってか、覚えて無かったよな。」 僕「うん・・・」 ルッキーニ「じゃああっち行って読もう?」 三人は読書スペースへと移動し、本を眺める。 ペラ…ペラ…ピタッ 僕「・・・・・」 一つのページで僕の手が止まる。 俺「どうした?」 僕「怪異・・・」 そのページは、この世界に幾度と無く侵攻してくる人類の敵達について書かれたページだ。 俺「ああ。俺たちの世界はさ、何の因果か怪異って呼ばれる人外の敵が昔から何度も現われるんだ。」 ルッキーニ「あたしの嫌いなネウロイとかね。」 俺「そうそう。それで、俺らのご先祖様たちが昔からずっとその怪異達と戦ってきたんだ。」 僕「ずっと・・・ネウロイと・・・?」 ルッキーニ「ううん。昔はもっと生き物みたいにうじゃうじゃしてたんだって。あたしはそっちのほうがいいのに~。」 俺「ははは・・・まぁ、加えて言うと昔の怪異は今と比べてもあまり強くなかったらしいんだよな。魔力が無くても、普通の武器で倒せたらしいし。」 ルッキーニ「あいつらが来なきゃ、マーマやパーパもみんな笑って暮らせるのに・・・」 僕「そう、だね・・・」 僕が少し俯く。 僕(何故だろう・・・僕はこの怪異と言う単語に妙に親近感を抱いてしまう・・・) 僕(僕は一体・・・) 俺「おい、大丈夫か?」 僕「え・・・?」 ルッキーニ「ボーっとしてたよ?」 僕「あ・・・ううん、なんでもないよ。」ニコ 俺「そっか、ならいいけど・・・」 ルッキーニ「ね~あたしここ飽きちゃった。他のとこいこ~。」 俺「あはは・・・どうする?ここの本は持ち出しOKだから、それ持ってって後で読むのもありだぞ?」 僕「そうだね、行こうか。」 三人は図書室を後にする。 昼過ぎ ---基地内廊下--- 廊下を歩く人影が一つ。 テクテク サーニャ(せっかくだし、今日、お菓子作ってみよう・・・) 彼女の手に握られた一枚の紙。 そこには先日リーネと練習したお菓子のレシピが記されていた。 サーニャ(俺さん・・・喜んでくれるといいな・・・) ――(回想)――― エーリカ「そのエプロン凄い似合ってるね、サーニャ。」 サーニャ「そうでしょうか・・・///」 リーネ「うん。その胸のハートとフリル、すごくかわいいよ。」 サーニャ「ありがとう・・・リーネさんの胸のリボンも、素敵・・・///」 リーネ「本当?うれしいな///」ニコ エーリカ「まぁエプロンはいいとしてさ、私、俺の好みならちょっと知ってるよ。」 リーネ「本当ですか?」 エーリカ「うん。俺ってなんかチョコレート系が好きみたいだね。」 サーニャ「チョコレート・・・ですか・・・?」 リーネ「どうして分かるんですか?」 エーリカ「私、よく俺にお菓子作ってって頼むんだけど、その殆どがチョコレート物なんだよね~」 エーリカ「だからさ、俺はチョコレートが好きと見てほぼ間違いないと思うよ。」 リーネ「へぇ・・・それで、何回くらい頼んだことあるんですか?」 エーリカ「う~ん、100回位もう行ってるんじゃない?」 リーネ「そ、そうなんですか~・・・」 サーニャ「でも、チョコレートといっても、何を作れば・・・」 リーネ「えっと今基地にある材料で作るとしたら・・・ブラウニーなんかいいんじゃないかな?」 サーニャ「ブラウニー・・・?」 リーネ「あ、大丈夫だよ。ちゃんと教えてあげるから。じゃあ、作ってみよう?」 サーニャ「うん。」ニコ ―――(回想終わり)――― サーニャ(でも俺さん、帰ってからなんだかあまり私と目を合わせてくれない・・・) サーニャ(私、もしかして嫌われたのかな・・・)シュン… そこへ向かい側からやってくる3つの人影。 ルッキーニ「あ、サーニャだ。」 俺「あ・・・」 サーニャ「・・・!」 僕「こんにちは、サーニャさん。」ニコ サーニャ「こ、こんにちは・・・なにを、してるんですか・・・?」 ルッキーニ「暇だからぷらぷらしてんの~。サーニャは?」 サーニャ「私は・・・お・・・お・・・」 サーニャ(うぅ・・・お菓子を作るって言うだけなのに・・・言えない・・・) 僕「どうしました?僕の横ならいつでも空いてますよ。」キリッ 俺(おいおい・・・) サーニャ「いえ・・・そうじゃなくて・・・その・・・」モジモジ 僕(あ、もしかして俺君に・・・だったら・・・) 僕「お茶のお誘いですか?」 サーニャ「え?いえ・・・あの・・・はい・・・」 サーニャ(どうしよう・・・本当は違うのに・・・)オロオロ 僕「だってさ、俺君。どうする?」 俺「な、何で俺に振るんだよ・・・」 僕「じゃあルッキーニちゃんは?」 ルッキーニ「するー!」 僕「場所はどこですか?あ、ラウンジですねきっと。」 サーニャ「えっと・・・あの・・・じゃあ・・・そこで・・・」オロオロ 僕「わかりました。じゃあ行こうか、ルッキーニちゃん。」 ルッキーニ「え?俺は?」 僕「俺君はね・・・」 ボソボソ ルッキーニ「ふんふん・・・な~るほど~」ニヒー 僕「と言うわけだから、僕は先にラウンジで本読みながら待ってるよ。」 ルッキーニ「あたし他のみんなも誘ってくるねー!」 サーニャ「え・・・!?みんなって・・・」 俺「おい!俺は・・・」 僕「君はお菓子作れるんだし、手伝ってあげたら?じゃ、あとでね~」タッタッタ ルッキーニ「じゃね~」タッタッタ 俺「お、おい!」 そのまま2人はそそくさと何処かへ行ってしまった。 サーニャ「・・・・・」 俺「・・・・・」 俺&サーニャ「・・・あ、あの!」 俺&サーニャ「ご、ごめんなさい・・・」 俺&サーニャ「・・・・・」 俺「えっと・・・じゃあ、一緒につくり・・・ますか?」 サーニャ「は、はい・・・」 ---調理室--- 俺「・・・・・」 サーニャ「・・・・・」 俺(あぁもう・・・隊長と宮藤さんがあんな話題振るから、余計意識するようになっちゃったじゃんか・・・) 俺(ダメだダメだ!サーニャさんにはエイラさんがいるんだ。平静を保て、俺!)ブンブン サーニャ(なんだかよく分からないけど・・・俺さんと、2人きり・・・///) 俺「えと・・・それで何を作るんですか・・・?」 サーニャ「・・・・・///」ボーッ 俺「あの・・・サーニャさん?」 サーニャ「!!」ビクッ 俺「だ、大丈夫っスか?さっきからてんで上の空みたいっスけど・・・」 サーニャ「大丈夫・・・です・・・///」 俺「そうっスか?・・・あの、それで何を作るんですか?」 サーニャ「えっと、ブラウニーを・・・作ります・・・」 俺「ブラウニーか・・・そういえば作ったこと無いな・・・」 サーニャ「あ、作り方は私、わかります・・・材料、取ってきますね。」 俺「あ・・・お、お願いします・・・」 その後、材料をひとしきりそろえ、作業に取り掛かる2人。まずはチョコとバターの湯煎。 俺「・・・・・」チョコトカシトカシ サーニャ「・・・・・」バタートカシトカシ 5分後・・・ サーニャはボウルに卵とグラニュー糖を入れて混ぜ、俺はクルミを刻む。 俺「・・・・・」ザクッザクッ サーニャ「・・・・・」シャカシャカ 10分後・・・ 俺がバターとチョコ、さらに薄力粉と刻んだクルミを入れて混ぜる。 サーニャはそれをじっと見つめている。 俺「・・・・・」マゼマゼ サーニャ「・・・・・」ジー… 俺(き、気まずい・・・さっきから黙りっぱなしだし・・・なんか話したほうがいいよな、これ・・・)チラッ サーニャ(やっぱり、目を合わせてくれない・・・)シュン… 俺(や、やべー・・・なんかすごい寂しそうな顔してるよ・・・そうだよな・・・エイラさん居ないもんな・・・) 俺(・・・よし、ここは前にシャーリーさんたちに教えてもらった歌で・・・) 俺「き、きみのなかに~わーたしをずと~ブックマークしてね~♪」マゼマゼ サーニャ(この歌・・・前にエイラと歌った・・・) 俺「笑いながら~がーんばったと~めちゃ!くちゃ!ほめってね~♪」マゼマゼ サーニャ「・・・どんな時も~ぜ~んぶ本気~ギャップにもおーどろかないで~・・・♪」ボソッ 俺(お、のってきたな。よし・・・) 俺「たった今を~す~すまなくちゃ~♪」 サーニャ「・・・未来もないでっしょ?♪」 俺「タ・タ・カ・イ・の・意~味~♪」 サーニャ「あ~た~たかいな~ら~♪」 俺「た・た・かいぬ~くよ~♪」 俺&サーニャ「た~た~か~いな~どなーいわーたーしーたーちーのせ~かいのたっめに~!♪」 そう歌い終えたところで、一度顔を見合わせる二人。 俺「はは・・・」 サーニャ「ふふっ・・・」クスクス 俺(よかった・・・笑ってくれた・・・) サーニャ(やっと、目を合わせてくれた・・・) 俺「うっし!んじゃあこの調子で仕上げちゃいますか!」ニッ サーニャ「はい。」ニコ キーミートナーラーキットデーキールコートー… それから数十分後・・・ オーブンが焼成完了の合図を告げる。 俺「よし!完成っ!んじゃあ切り分けちゃいますか。」 オーブンから完成したブラウニーを取り出し、調理台の上へ置く。 サーニャ「切り分けは、私がします。」 俺「そうっスか?じゃあこれ。」 刃の部分にカバーのついたナイフを手渡す俺。 その時、 俺「っ・・・///」 サーニャ「・・・///」 僅かに互いの指が触れた。 俺(くっそ、なにやってんだよ俺・・・さっき意識しないって決めたばっかじゃんか・・・///) サーニャ(なんだろう・・・ドキドキする・・・///) 俺「ご、ごめんなさい・・・」 サーニャ「どうして、謝るんですか・・・?」 俺「あ、いや、なんとなく・・・です・・・」 サーニャ「・・・?」 その後、13等分にブラウニーを切り分ける。 が、どうやら1つ余ってしまったようだ。 俺「あれ、余っちゃいましたか?」 コクリと小さく頷くサーニャ。 俺「じゃあこれ、今食べちゃいましょうか。」 サーニャ「え?」 俺「だって味見もしないで出すのもあれっスし、半分こにして2人で食べちゃいましょう。ね。」 サーニャ「は、はい・・・」 サーニャ(よかった・・・最初に食べてもらえる・・・) 余ったものを半分に切るサーニャ。 サーニャ「どうぞ・・・///」ドキドキ 俺「あ、ありがとうございます。そんじゃ、いただきます。」アムッ モグモグ サーニャ「どう、ですか・・・?」 俺「うめぇ・・・めっちゃうまいっスよこれ!」パァァァ サーニャ「よかった・・・(喜んでもらえた・・・)」 俺「サーニャさんも食べてみてください。これ本気で美味いですから。」 サーニャ「は、はい。いただきます。」パクッ モグモグ サーニャ「・・・おいしい。」パァァァ 俺「ははは。よし!じゃあ大成功ってことで。」スッ 手のひらを前に出す俺。 サーニャ「・・・?(どうすればいいんだろう・・・こう?)」 ギュッ 俺「!?///」 俺が出した手を両手で握り返すサーニャ。 俺「あ、いやえっと・・・あの・・・///」 サーニャ「えと・・・何か、間違えたでしょうか・・・?」 俺「え?いや、まぁこれはこれでありかな・・・なんて・・・あはは・・・///」 俺(ハイタッチのつもりだったんだけど・・・天然でやってるんだよな、これ・・・///) サーニャ「・・・?」 俺「その・・・そろそろ放してもらってもいいですか・・・ね?」 サーニャ「す、すみません・・・あの、それと・・・ありがとうございました///」 俺「いえ、こちらこそありがとうございました。俺も楽しかったっスよ。」 サーニャ「もし、よかったら・・・」 俺「?」 サーニャ「よかったらまた、一緒に・・・///」モジモジ 俺「あ、えっと・・・」 サーニャ「ダメ・・・ですか・・・?///」 身長差で自然と上目遣いになるサーニャ。 俺(エプロンと上目遣いは反則だって・・・って何考えてんだ俺!///)ブンブン サーニャ「俺さん・・・?」 俺「あぁ、はい!もちろんっスよ!」 俺(やべ・・・勢いで言っちゃった・・・) サーニャ「ありがとう、俺さん///」ニコ 俺「いえ・・・(まぁ、いいよね・・・これくらいは・・・)」ニコ 数分後 ---501基地内ラウンジ--- すでに隊員の殆どがラウンジへと集まっていた。 待っている間、リーネの用意した紅茶を各々楽しんでいる。 エーリカ(なんか大事になってるな~。ま、お菓子が食べられるからいいけど♪) リーネ(サーニャちゃん、上手くやってるかな・・・) ペリーヌ「まったくなんなんですの急に呼び出して・・・」 ルッキーニ「あのね、サーニャんがお菓子作ってくれるんだって!だからここで待っててって。」 ペリーヌ「そういうことですの・・・」 芳佳(僕さんもいるんだ・・・でも、このくらい我慢しなきゃだよね・・・) 少し居心地が悪そうな宮藤。 僕「あ、早速来たみたいだ。」 サーニャ「おまたせしました。」 サーニャと俺がブラウニーをもって入ってくる。 エイラ(俺、居ないと思ったらサーニャと・・・ぐぬぬ・・・) シャーリー「お、ブラウニーか!美味そうだな~!」 ゲルト「知っているのか、シャーリー?」 シャーリー「知ってるも何も元々アタシの国のお菓子だからな。これがまた美味いんだよな~。」 ゲルト「ほぅ・・・」 シャーリー「なんだ、珍しくしおらしいじゃないかバルクホルン?」ニヤニヤ ゲルト「な!?どういう意味だリベリアン!!」 ミーナ「ほらほら、喧嘩しないの。折角サーニャさんが作ってくれたんだから。はい、あなたの分よトゥルーデ。」 それぞれの手元へとお菓子が渡る。 エーリカ「じゃ、いただきまーす♪」パクッ エーリカ「んまー!」パアァァァ リーネ「すごい・・・私が教えたときよりも美味しい・・・」 ペリーヌ「本当・・・美味しいですわ・・・」 エイラ「ツンツンメガネにしては珍しく正直ダナ。ま、サーニャが作ったんだから当然ダナ。」 ペリーヌ「め、珍しくって・・・一々癇に障る方ですわね・・・というよりも、これは俺さんも手伝ったのではなくて?」 エイラ「っ!それは・・・」 エイラ(そうか・・・これ、俺も手伝ってたんだ・・・) エイラ(何でだろう・・・今までもこんな事、何回かあったのに・・・) エイラ(今になって俺にサーニャがとられた気がしてならない・・・) エイラ(今思えばサーニャも俺が居ない間、俺の話ばっかしてた気がする・・・もしかしてサーニャ・・・) エイラ(いや、そんなはず無いよナ。第一あの俺だぞ?ナイナイ。)ブンブン ペリーヌ「あの・・・どうしかしまして?」 エイラ「な、何でもねーヨ!それと、いくら俺が手伝ったからってこれはサーニャが作ったものには違いないからナ、だから美味しいんダ!」 ペリーヌ「は・・・はぁ・・・」 俺「どうだ、僕?」 僕「うん、すごく美味しいよ。」 俺「そっか。」 僕「それより、サーニャさんとはうまくやれた?」ヒソヒソ 俺「な、なんだよ急に・・・///」ヒソヒソ 僕「ふふっ・・・その様子だといい感じだったみたいだね。」ヒソヒソ 俺「うるせーよ・・・ってかお前、まさか狙って・・・」ヒソヒソ 僕「さあね~?あ、ミーナさん、お茶、入れますよ。」 俺「ったく余計な事・・・おかげで踏ん切りつけにくくなったっての・・・」ボソッ その後、一通りお菓子を食べ終えたウィッチ達。ここでシャーリーから提案があった。 シャーリー「なぁなぁ、こうやって全員で集まったのって結構久々じゃないか?」 ミーナ「ええ。そういえばそうね。ここの所ネウロイの出現回数も多かったし・・・」 シャーリー「ってなわけでさ、この後全員で遊ぼうと思ったんだけどどうかな?」 ルッキーニ「やるー!」 シャーリー「お、ノリいいなルッキーニ。みんなはどうだ?」 芳佳「遊ぶって言っても、何するんですか?」 シャーリー「う~ん・・・あ、そうそう、ずっと前、宮藤が教えてくれた遊び、あったろ?ほら、あの缶使うやつ・・・」 芳佳「缶蹴りのことですか?」 シャーリー「そうそれだ!SPEMの空き缶なら一杯あるからさ、みんなでやろうよ。」 シャーリー「ほら、僕もここに来てからあまり交流のない奴とかいるだろ?だから親睦の意味も込めて、な!」 僕「シャーリーさん・・・」 坂本「なるほど、いい考えだ。それなら私も付き合おう。」 ミーナ「美緒も!?」 坂本「どうした、ミーナ?これでも私は昔、缶蹴りでは無敗だったんだぞ?」 ミーナ「そうじゃなくて・・・まぁいいわ・・・」 坂本「当然、ミーナもやるよな?」 ミーナ「ええ?私は・・・」 坂本「やらないのか・・・そうか・・・」シュン ミーナ「わ、わかったわ。やるから、そんな顔しないで頂戴・・・」 ミーナ(少しキュンときちゃったじゃないの・・・///) 坂本「そうか!やってくれるか!はっはっは!」 ペリーヌ「あ、あの!少佐、わ、私もご一緒して・・・」 坂本「おお!ペリーヌもか!いいぞ、一緒に汗を流そうじゃないか!」 ペリーヌ「は、はい!」 俺「じゃあ俺もやります。」 サーニャ「わ、私も・・・」 エイラ「サーニャ!?じゃ、じゃあワタシも・・・」 芳佳「わ、私もやります!」 僕「宮藤さん・・・」 リーネ「芳佳ちゃん、大丈夫?僕さん、いるよ?」ヒソヒソ 芳佳「うん、ちょっと辛いけど大丈夫。それに、ここで断ったらまた僕さんを傷付けちゃうから・・・」ヒソヒソ リーネ「芳佳ちゃん・・・それなら私も。」 エーリカ「じゃあ私も~。もちろんトゥルーデもね。」 ゲルト「な!?勝手に決めるなハルトマン!」 エーリカ「えーいいじゃん。だってミーナだってやるんだよ?」 ゲルト「だからと言ってだな・・・」 シャーリー「なんだ、逃げるのかバルクホルン?」 ゲルト「誰が逃げるだと!?」 エーリカ「いくじなし~」 シャーリー「かたぶつ~」 エーリカ「シスコ~ン」 ゲルト「貴様ら・・・言わせておけば!いいだろう!!その勝負乗った!!」 シャーリー「別に勝負ってわけじゃないんだけどな・・・」 ---基地内中庭--- と言うわけで全員で缶蹴りをする事になった。 チームはじゃんけんの結果以下の通り。 Aチーム(鬼)― 宮藤、エイラ、俺、僕、ルッキーニ、坂本 Bチーム― ゲルト、サーニャ、ミーナ、ペリーヌ、シャーリー、リーネ、エーリカ 勝敗は鬼が全員を見つければAチームの勝利。制限時間の30分を過ぎても全員が見つからなければBチームの勝利だ。 しかし・・・ 坂本「ミーナみーっけた!!」カンッ ミーナ「ええっ!?もう!?」 その数分後には・・・ 坂本「ペリーヌみーっけた!」カンッ ペリーヌ(遊びに興じられるお姿も素敵ですわ少佐・・・///)ウットリ さらに数時十秒後には・・・ 坂本「リーネみーっけた!!」カンッ リーネ「うぅ・・・少佐速いです・・・」 坂本「はっはっは!鍛錬が足りんぞリーネ!」 坂本の無双ぶりが発揮され開始5分にして3人が坂本に捕獲された。 そしてゲームは開始から15分が経過。現在ミーナ、エーリカ、ペリーヌ、リーネが捕獲されている。 エーリカに関しては、途中から走るのが面倒になったらしい。 シャーリー「あちゃ~・・・まずいな・・・残ったのはあたしとサーニャとバルクホルンか・・・」 サーニャ「そう、みたいです・・・」 シャーリー「バルクホルンはあたしらとは反対側に隠れてるみたいだしな・・・よし、ここは時間差攻撃だ。」 サーニャ「時間差・・・?」 シャーリー「あたしはこっから少し離れた場所でもうしばらく隠れる。それで、残り時間が5分くらいになったらあの缶を蹴りに行く。」 シャーリー「その時、もしあたしが捕まっても、一度隠れていた場所の付近にはたぶんもう探しに来ないだろうから、サーニャが隙を見て缶を蹴る。どうだ?」 サーニャ「でも私、あまり走るの得意じゃないから・・・」 シャーリー「大丈夫。サーニャならきっとできるさ。それに、もし掴まってもまだバルクホルンがいるし、何とかなるだろ。」 サーニャ「は・・・はぁ・・・」 シャーリー「よし、じゃあ私はあっちに隠れてるな。」 ひっそりと見つからないようにシャーリーは別の場所に隠れた。 サーニャ(どうしよう・・・できるかな・・・) ガサガサ サーニャ(! 誰か来る・・・) 俺「な~・・・ほんとにここにいんのか?」 僕「僕の女性に対する嗅覚をなめないで欲しいね。僕はこっち探すから、君はそっちね。」 俺「はいはい。」ガサガサ サーニャ(どうしよう・・・来た・・・)オロオロ 俺「ほんとに居るのかね~・・・」ガサガサ 僕「あっ!シャーリーさん見っけ!」 近くの別の場所で僕がシャーリーを発見する。 シャーリー「やっべ!」ダッ 僕「あ!俺君!シャーリーさんが缶に!!」 俺「何!?させっかよ!!」タタタタタタタタタ 反転し、全速力で缶へと向かう俺。 僕「あ、まってよ!」タッタッタ サーニャ(あ・・・いっちゃった・・・) サーニャ(あんなに近くにいたのに、見つけてもらえなかった・・・)ショボン 間もなくして俺がシャーリーへと追いつき、2人はデッドヒートを繰り広げる。 俺「うおおおおおおおおおおお!!」タタタタタタタタタ シャーリー「うわっ!はえーな!でも負けるかぁ!!」タタタタタタタタタ 俺 シャーリー「おおおおおおおおおおおおお!!」タタタタタタタタタタタタ 缶まで残り十メートル。二人は依然並走状態だ。 俺「シャーリーさんみーっけたぁ!!」 シャーリー「させるかぁぁぁ!!」 そして・・・ カンッ! シャーリーが蹴るより僅かに先に、俺が缶を踏んだ。 俺「よっし!今回は俺の勝ちっスね。」ニヒヒ シャーリー「あーあ・・・まさかあの距離で負けるとはな~・・・」 ゲルト「何をやっとるかぁリベリアン!!」 遠くの茂みから大声を上げるバルクホルン。 俺「あ、バルクホルン大尉みーっけた。」カンッ シャーリー「バカああぁぁぁ!!」 ゲルト「しまったああぁぁ!」ガックシ 半ばコント染みたやり取りをおえ、二人は渋々と掴まった。 俺「さてと・・・」 俺(さっきの茂みに人の気配があったんだよな・・・) もう一度、先ほどの茂みへと戻る俺。 一方、茂みの中のサーニャ。 サーニャ(もう、私一人だよね、きっと・・・どうせならだれかに見つけてほしい・・・) サーニャ(でも、俺さんも、エイラも、誰も気づいてくれない・・・) サーニャ(このまま気づかれなかったら・・・寂しいな・・・)シュン ガサガサ サーニャ(!!) 俺「あ・・・」 サーニャ「・・・俺・・・さん・・・?」キョトン 俺「ここに居たんスね。」ニッ そう言うと振り返り、缶へ向かう俺。 タッタッタッタ サーニャ「・・・・・。」 そこへ別の声。 エイラ「サーニャ!こんなところにいたのか!」 サーニャ「エイラ・・・うん。でも、先に俺さんに見つかったわ。」 エイラ「俺が・・・(また俺か・・・)」 サーニャ(私に気づいてくれたの、俺さんだけ・・・) サーニャ「・・・///」 エイラ「サーニャ・・・」 その頃、俺が缶へとたどり着き 俺「サーニャさんみーっけた!」 カンッ! ゲーム終了。結果、鬼側の勝利となった。 ・・・ ・・・ ・・・ ルッキーニ「あたしたちの勝っちー!」ブイ シャーリー「あの時バルクホルンが・・・」 ゲルト「だから悪かったと言ってるだろう・・・」 シャーリー「ま、いいけどな。目的は僕との親睦を深めるためだし。というより、少佐強すぎだって。」 坂本「はっはっは!だから無敗だといっただろう。」 ミーナ「まさか開始2分で見つかるとは思わなかったわ・・・」 リーネ「私も、殆ど何も出来ませんでした・・・」 エーリカ「私も~」 ゲルト「お前は自ら見つかりに行ったようなものだろう・・・」 エーリカ「だって、思ったより疲れるんだもん。」 ゲルト「まったく・・・」 ペリーヌ(はぁ・・・少佐に見つけていただけるなんて・・・幸せ・・・///) エイラ「お前なんで顔赤いんダ?」 ペリーヌ「べ、別に何でもありませんわ!///」 エイラ「なんだヨ~言えヨ~」ニヤニヤ ペリーヌ「な、なんでもないって言ってるでしょう!!///」 俺「で、肝心の僕はどうだった?」 僕「うん。すごく楽しかった。今まで感じた中で、一番ね。」 シャーリー「あっはは!そいつはよかったよ。またこういうのできるといいな。」 僕「うん。みんな、今日は本当にありがとう。」ニコ 僕(ずっと、こんな時間が続けばいいな・・・) 芳佳「・・・・・」 続き→ペルソナ16
https://w.atwiki.jp/gamemusicbest100/pages/2642.html
ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ 機種:AC, PS3, 360 作・編曲者:喜多條敦志、目黒将司 発売元:インデックス(アトラス) 開発元:アークシステムワークス 発売年:2012 概要 PS2で発売され、アニメ等も放映された『ペルソナ4』の後日談を描いた作品。 『4』と題名にはあるが前作である『ペルソナ3』のキャラも多数登場する等、3+4のお祭り的側面もある。 シリーズ初となる対戦格闘ゲームとして開発され、ゲーム部分を『ギルティギア』や『ブレイブルー』を開発したアークシステムワークスが、 シナリオや作曲はアトラスのペルソナチームが行うという共同開発の体制が取られた。 楽曲は目黒将司氏と喜多條敦志氏が作曲を担当し、特に喜多條氏が非常に多くの作曲・編曲を担当している。 また3以降のシリーズでは初めて目黒氏以外の作曲家によるエンディングテーマの作曲がなされた。 対エリザベス用BGMとして使われている「全ての人の魂の戦い」等、一部原曲のまま使用されている曲もある。 続編として、『ペルソナ4 ジ・アルティマックス ウルトラスープレックスホールド』が登場。 収録曲(サウンドトラック順) 曲名 作・編曲者 備考 順位 Best Friends 目黒将司 オープニングテーマ(PS3,360)歌:川村ゆみ 2012年394位 The Ultimate 喜多條敦志 オープニングテーマ(AC) 2012年394位 Best Friends -instrumental- 目黒将司 The Fighter 喜多條敦志 Sparks Fly Reach Out To The Truth -in Mayonaka Arena- 作曲:目黒将司編曲:喜多條敦志 鳴上悠(主人公)のテーマ『ペルソナ4』通常戦闘曲のアレンジ歌:平田志穂子 2012年91位 The Junes Hero 目黒将司 花村陽介のテーマ Like The Dragon 喜多條敦志 里中千枝のテーマ Princess Amagi-ya 天城雪子のテーマ 第6回791位第8回977位和風244位2012年43位 A Pure-Hearted Beast 巽完二のテーマ Kuma Kuma Circus! クマのテーマ Seeker Of Truth 白鐘直斗のテーマ 2012年440位 Heartful Cry -in Mayonaka Arena- 作曲:目黒将司編曲:喜多條敦志 アイギスのテーマ『ペルソナ3フェス』の「Heartful Cry」のアレンジ 第6回849位第7回401位第8回522位2012年38位第2回アーケード142位 Mission For The Brilliant Executor 喜多條敦志 桐条美鶴のテーマ 2012年236位第2回アーケード163位 The Wandering Wolf 目黒将司 真田明彦のテーマ 2012年314位 Spirited Girl ラビリスのテーマ 2012年273位 The Ultimate -Stage Edit- 喜多條敦志 アーケードモード、ラビリス戦 2012年333位 Shadows Of The Labyrinth 目黒将司 ラスボス戦 Who Gose? 喜多條敦志 Don't Give Up! The Winner 対戦勝利時 全ての人の魂の詩 -TV Sign-Off- 作曲:目黒将司編曲:喜多條敦志 NOW I KNOW 喜多條敦志 ストーリーモードエンディングテーマ歌:平田志穂子 別サウンドトラックに収録 Blues in Velvet Room 目黒将司 収録:ペルソナ3ネットワーク対戦プレイヤーマッチロビー画面BGM Electronica In Velvet Room 収録:ペルソナ4家庭用オンライン対戦モード等キャラクターセレクト画面BGM サウンドトラック 「ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ」オリジナル・サウンドトラック PV
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/300.html
● 「もしもこの世界が、幾度も滅びていると聞いたら信じますか? 滅びるたびに二百年余りの時を遡り、それを何度も繰り返しているのだと。 騎士カリムの予言とは、その過去の世界を詠む能力だと」 赤毛の青年は、私にそう言った。 「そして―――管理局システムが、その『破滅の転輪』を保つためのものだと聞けば―――信じますか?」 ● ずっと、その人に憧れていた。 重い前科を背負いながらも執務官の職を得た、かつては世界を救った本物の英雄。 ジェイル・スカリエッティを筆頭に、特級の時空犯罪者を幾人も逮捕した腕利き。 フェイト・T・ハラオウン。 それが、私の憧れていた人の名前だった。 ● 破裂音。同時に、空き家の窓から炎が噴出した。倒壊する建材が、濛々と粉塵を巻き上げる。 出入り口を塞いでいた局員達が一斉に突入。だが、黒い影は金髪をたなびかせ炎に紛れて路地に駆け込んでいた。 それを捉えていた視線が一組。 「フェイト・テスタロッサ……!」 憎悪を煮詰めたような声は、乗用車の助手席に座った少女のものだ。 ドアを蹴り開ける。軍服の腰から硬質素材のカードを取り出し疾走。自分の上司に念話を飛ばす。建物の倒壊に巻き込まれた程度で死ぬような人ではない。 『フェイト・テスタロッサを確認しました! 追撃します!』 『……待て、非殺傷設定を』 念話を切断。非殺傷設定は切っている。 「行くわよ、クロスミラージュ―――」 《魔弾の射手は覚醒する》 『Standby, ready―――SetUp』 待機状態のデバイスが光を放ち、白を基調に赤と橙を配した二丁拳銃へと変形。バリアジャケットを展開する。 「―――オプティックハイド」 《魔弾の射手とは姿を見せぬものなり》 空間を伝う音律は、強臓式デバイス最大の特徴である可変定型呪文、言実詞(エアリアルワード)。 魔法の効果を限定化し研ぎ澄ます力の詞(テクスト)が、迷彩魔法の効果時間を引き伸ばす。 影を消し姿を消し、ティアナ・ランスターは路地裏へと飛び込んだ。 ● ミッドチルダ中央から東、その海上に、一人の青年が浮かんでいた。 潮風を受ける強い赤色の髪に鋼色の双眸。赤の軽装に白の外套を合わせたバリアジャケット。 左手に無造作に提げているのは、蒼と銀で組まれた長槍だ。 「僕とヴィータ副……ヴィータさんの役割は陽動……と。東西からなるべく派手に魔力反応を撒き散らして下さい、か。 ―――カートリッジロード」 排気音と共に槍がコッキング。カートリッジ内の圧縮魔力を開放、穂先に充填。 青年の足元、宙に展開されたのは雷色の魔法陣。相転する三角形がその回転速度を上げ、魔力を物理力へと変換する。 海面へと狙いを定めた青年の独白。 「……『前回』とは、違う……強臓式デバイスなんてものはあの時には無かった。 スカリエッティが数年以上早くに逮捕されている……それが全ての原因なのか? 僕が二年遅れているのも、キャロがルシエの里に留まっているのも……三人が、管理局の真実を知ってしまったのも」 紫電を纏った穂先が、臨界を迎えた。解き放たれたのは、雷の属性を持つ砲撃魔法。 高熱が海水を沸騰させ、水蒸気爆発を引き起こす。上がった水柱は数十メートル。確実に、警備隊には発見されている。 「―――永遠なんて、あってはならないんだ。たとえそれが、世界を保つ為だとしても」 ● 背中が疼く。手榴弾の爆風を利用して跳躍した時の打撲だろう。 肩で留めているのは耐熱性と防刃、防弾を兼ね備えた戦闘用のコートだが、衝撃を弾けるわけではない。ある程度拡散するだけでダメージは入る。 脚から伝わる振動が痛みを走らせるが、無視。路地のより入り組んだ方へと走る。 ミッドチルダ首都部の地図は頭に叩き込んである。エリオ・モンディアルとの合流場所―――セーフハウスまで あと100m強。 直角の曲がり角を踊るようにステップワーク。 追っ手が来る頃合だが、空を飛んだところで入り組んだ路地裏は見通せない。陽動の方に多くの戦力が回されている筈。 追ってくるすれば、陸戦魔導師の足を使った追跡だ。 だから不意打ちで歩調を乱す。躓いたように見せ掛け、一定のリズムを刻んでいた足音を変化。 足音が一つ、余分に聞こえた。位置は五時方向三メートル。 疾走の勢いで身を回し、右袖から振り出した自動拳銃を構え射撃。質量兵器は基本的に禁制品だ。これでまた罪状が一つ追加。 音速超過で飛翔した鉄弾が、不可視の何かを確実に打撃した。 空間を走るのは緑の掛かったノイズエフェクト、光学迷彩が強制解除された反動だろう。 その下から現れたのは――― 「貴女も……二年ぶりだったかな? ―――久しぶりだね、ティアナ」 橙の髪を左右で括り、二丁拳銃を手にしたかつての教え子。 両眼は憎憎しげにこちらを睨みつけ、その銃口も同様だ。 「……動けば撃ちます。武器を捨てて投降しなさい。一秒だけ待ちます」 「悪いけど、私もここで立ち止まるわけにはいかないよ……」 《魔弾の射手は敵を討つ―――》 一秒どころか一瞬と待たずに引き金を引いてきた。橙色の魔力弾が髪を掠めて壁を穿つ。 「管理局もクロノさんも騎士カリムも私も、皆を裏切ったあなたがそんなことを……!」 「私が裏切った? それは違うよティアナ、ティアナ・ランスター。 まず、管理局が私達を裏切ったんだ。ジェイル・スカリエッティから得たデータを使って、人造魔導師計画に手を出した」 あの『事故』で冷静さを失っていた私となのはが暴走してしまったのが拙かった。 止めに入ったシグナムに対して、全力の砲撃を放ったなのはは――― 「……いや、それよりも、貴女も知ったんだよね? 管理局システムの設立理由を」 「……それでも私は、管理局の人間です……五年前からそう決めていたんだ! ランスターの姓は弾丸を任ずる! 意志すら持たずに敵を貫く、それだけの力で構わない! それこそが、それだけが、ティアナ・ランスターの在り方だ……!」 《魔弾とは敵を穿つ一矢なり!》 叫びに重なる言実詞。速度を倍は増した魔力弾が飛んだ。 曲線軌道と直線射撃の乱れ撃ち。一発二発、三四五と連射されるそれを身を捻って回避。 《群れ成す猟犬は魔弾の射手に追従す》 だがそれは布石。言実詞と共に浮かんだ魔力弾の数は二十四。 距離は離れ、左右を壁に挟まれている以上、その一斉射撃を避け切る術は無い。 そこまで読んでなお、顔に浮かべるのは薄い笑みだ。 「―――シュート!」 弧を描き迫る弾丸は、数を以って空間を制圧する。前方は無論、背後や上空さえ完全に塞がれた。 着弾する。 ● 完璧に制御された二十四発の魔力弾。その余波だけで壁や地面が削れ、舞い上がった塵が光を遮り、路地裏に影を落とす。 背中を向けて逃げていればまだ生き残る可能性もあった。だが全方位から囲まれては、最早それも不可能だ。 だから、彼女はそれを解き放つ。 《我が―――》 あらゆる死を覆す、力の詞を。 《我が運命は未だ死を告げず》 ● 「嘘だ……」 ティアナ・ランスターの驚愕は、当然のものだった。 言実詞によって威力を底上げされた魔力弾は、Bランク相当の障壁なら容易く打ち抜ける。 直撃弾、二十四発―――それを、あの一瞬で展開された半球状の結界が、小揺るぎもせずに受け止めていた。 その中心に立つ斧型のデバイスを構えた黒衣の女は、困ったような笑みを浮かべ口を開いた。 「ティアナには、まだ見せたことが無かったね。強臓化を施したバルディッシュ・アサルト―――」 二年前―――あの事件の後に改造された雷神の戦斧。 主の一部を構成要素として取り込み、より強い繋がりを与えるユニゾンデバイスの亜種、強臓式(ハイオーガン)・デバイス。 その二つ名は、使い手たるフェイト・T・ハラオウンの名と同じ意を持った――― 「―――『運命(ゲレーゲンハイト)』」 一度だけ、爬虫類の瞳じみた金色の結晶体が煌いた。 ● 前へ 目次へ 次へ
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/12045.html
登録日:2012/03/17 Sat 01 56 45 更新日:2024/09/22 Sun 09 15 13NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 ペルソナ ペルソナ3 ペルソナ3 FES ペルソナ3リロード 仲間割れ 後日談 『Episode Aegis』とは、青春ジュブナイルRPG『ペルソナ3』の拡張版『ペルソナ3フェス』に追加されたエピソード。 タイトルのとおり、プレイヤーの分身たるキタローことP3主人公ではなく、彼を守り続けると誓った機械の少女・アイギスを主人公とした『P3』の後日談である。 概要 時系列は本編のエンディングから4週間後の2010年3月31日。キタロー達が生活していた巖戸大分寮が閉鎖される前日に起こる事件が描かれている。 ちなみにこの後日談では戦闘難易度がHARD固定の上にペルソナ全書が利用不可。加えてコミュボーナスも無いため、クリアがとても難しい。 更に、平和になった街を自由に歩き回る事も出来ずに何度もダンジョンの攻略を繰り返さなければいけないので、途中で飽きて放置するプレイヤーも多いとか。 しかし後日談だけで聴くことのできるBGMは良曲揃いで、特に本編の戦闘曲『Mass Destruction(いわゆる「ベイベベイベ」)』のアレンジ(通称「ベイベべ」)や終盤に流れる特殊戦闘曲『Heartful Cry』などは総じて高い人気を誇っている。 後日談エンディング曲『Brand New Days』は本編のエンディング曲『キミの記憶』に劣らない名曲。 ストーリーが賛否両論(後述)なのもあり、長らくプレイの機会に恵まれなかったが、2024年発売の『ペルソナ3リロード』のDLC、エクスパンションパスに収録される形で、2024年9月10日より配信開始。(*1) メティスは実に17年ぶりの再登場となる。 また、時代に合わせ難易度選択が可能になった他、全書が本編から引き継ぎ可能だったりと、難易度面にも調整が入っている。 ストーリー 本編のエンディングから4週間後の3月31日。巖戸大分寮の閉鎖を明日に控えた『彼』の姿がない特別課外活動部(S.E.E.S.)のメンバーは、どうにもぎこちない空気の中でささやかなお別れパーティを開いていた。 1月31日の戦いでニュクスを倒し、それを原因としていた『無気力症(影人間)』や『影時間』も消えたものの、ストレガの終末信仰など爪痕が遺っている街。 そして、日付が変わる深夜0時。S.E.E.S.の面々は、消えたはずの影時間に似た違和感を覚える。 日付が変わったのに3月31日のまま動かない携帯電話の時刻表示。3月31日と知らせるテレビのアナウンサー。 日は「4月1日」に進まずに、「3月31日」で止まってしまったのだった。 止まってしまった時間の中。彼らは寮の床下から現れた謎の機械少女『メティス』の襲撃を受ける。 彼らを守るためペルソナを召喚するアイギス――だが、その力はアテナから「彼」と同じ『オルフェウス』となり、ペルソナ能力そのものも同じ『ワイルド』へと進化していた。 その力を受けて倒れるメティス。しかし彼女は、対シャドウ兵器としてはラストナンバーであるはずのアイギスを「姉さん」と呼んだ。 その後、拘束されて大人しくなったメティスが説明する。3月31日の深夜に体験した現象は『時間の空回り』と呼ばれるもので、 これを解決して次の日を迎えるには、寮の地下に現れた迷宮『時の狭間』を無くさなければいけないという。 S.E.E.S.の面々は「彼」の代わりのリーダーにアイギスを立て、新たに加入したメティスと共に時の狭間を消すための最後の活動を開始することになるのだった。 登場人物 アイギス(CV.坂本真綾) 本編で人の心を手に入れた対シャドウ特別兵器。後日談主人公。 ストーリーが始まってすぐに所持ペルソナのアテナがオルフェウスに弱体化したが、代わりにワイルド能力に目覚めて新しい特別課外活動部のリーダーになる。 メティスの進言でヘットギアとアサルトベストを着込むなど見た目が少し変わったが、HP寄りのステータスに概ね変化はない。 本編では使用できたオルギアモードと犬語翻訳機能が何故か使えなくなっている。 メティス(CV.斎藤千和) アイギスの妹を自称する、突然現れた機械の少女。 発売前は見た目からクール系の落ち着いた少女だと予想されていたが、実際は姉が大好きでからかわれるとすぐに怒るお子様な性格だった。 性能は荒垣真次郎の上位互換で、オルギアモードの性能は姉より優れている。 岳羽ゆかり(CV.豊口めぐみ) 勝ち気・オシャレ好き・辛辣ツッコミなイマドキ女子。作品内外での愛称は「ゆかりっチ」。 本編中から比較的メンタルが不安定な点があったが(*2)、ある意味で本編以上の極限状況からか、何かとアイギスに嫉妬しているような描写や終盤の発言などがあり、心無いユーザーからゆかビッチと呼ばれてしまうなど割と不憫な子。 (しかし、彼女の発言や行動はキタローを想うゆえに出ているのでビッチというのとは違う気もするが(*3)) 伊織順平(CV.鳥海浩輔) お調子者のムードメーカー。本編では切迫した状況から周囲に八つ当たりをすることもあったが、今作では比較的冷静に振る舞っている。 真田明彦(CV.緑川光) 超高校級ボクサーな熱血先輩。回想で中等部時代に桐条美鶴から部に勧誘されたのが明かされる。 ストーリー中はメティスの事を信用しておらず、彼女にキツく当たる描写が多い。 桐条美鶴(CV.田中理恵) 特別課外活動部部長。完璧超人お嬢様。 後日談の回想では、ペルソナが覚醒した幼少期の先輩と明彦を勧誘した中等部の頃のドリルヘアー姿を拝むことができる。 天田乾(CV:緒方恵美) ナマイキさと礼儀正しさを併せ持つ、メンバー最年少の少年。後日談のオープニングで血を流したり、メティスに首を絞められて殺されかけたりするなどひどい目にあっている。 彼の回想では、過去に荒垣先輩が活動部を抜ける原因になった事件の詳細を知ることになる。 コロマル(CV:高橋紳也(リロード)) 活動部の一員の犬。愛称はコロちゃん。 アイギスには彼と話ができる機能があるのだが、後日談ではうまく機能しなくなっている。 山岸風花(CV:能登麻美子) 特別課外活動部のナビゲーター。後日談は技構成が厭らしい敵が多い(弱点属性を見切りで対処等)ため、彼女の能力をフルに活用しなければならない。 ストーリーでは、メンバーのギスギスした関係に不安になる描写が多い。 主人公(キタロー) 大いなる封印によって世界を救い、『命のこたえ』に辿り着いた本編主人公。 後日談の寮に彼の姿はなく、彼の話題になると全員の表情が暗くなる。ストーリーで彼のそっくりさんと戦うことになるが、かなりの強敵。 以下、ネタバレ。 まず本編のストーリーについて ラストシーンやエンディング曲『キミの記憶』などで示唆されながらも、『P3』発売時点では主人公の結末の明確な描写は無く、プレイヤーの間ではその解釈が分かれていた。また、当時のインタビューでディレクターの橋野桂氏が「エンディングの受け取り方はプレイヤーに任せる」(*4)と発言した事で、主人公の生死論争は激化した。その後、設定資料集における橋野氏の発言から主人公の死が確定。主人公生存を信じていたファンに大きなショックを与えた。 そんな中で、本エピソードを含む『ペルソナ3フェス』が発表。そのタイトルや発売前のプロモーション、スタッフへのインタビューから明るい後日談を予想するプレイヤーは多く、主人公の復活や救済を期待する声もあった。 しかしながら、その内容は 物語の終盤、主人公を救うか否かで仲間達が対立。直接戦闘となる。 最終的に主人公を救うことは出来ない という重いものであり、多くのプレイヤーを動揺させた。シナリオへの批判はこの点に関するものが多い。一方で「P3に必要な物語」と受け止めるプレイヤーもおり、正に賛否両論。他にも先述のキャラクターの描き方やゲームプレイの飽きやすさ、その後の制作者のインタビューが物議を醸す内容だった事も重なり、本作を批判する声は少なくなかった。 本エピソードのキャラ描写とゲーム性に問題があった事はP3R開発チームも認識していたようで、リロードでは時代に合わせた細やかな調整がなされると公式サイトで告知している。 「リロード」 P3R、完結。 前述の通り2024年9月10日より「ペルソナ3リロード」の有料ダウンロードコンテンツとして配信。 リロードではEpisode Aegis専用のオープニングムービー「Disconnected」や、新たな戦闘BGM「Don't」の収録を始め、 「リロード」の要素に合わせた新要素や調整が含まれているとされる。 また、公式YouTubeチャンネルではPS2版のオープニングをモチーフとしたスペシャルPV「P3 fes -Reload-」も公開されている。 追記・修正は『フェス』もしくは『リロードDLC』をプレイしてからでお願いします。 リロードDLC追加キャラ(リンク先ネタバレ注意!) △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] アイギスageした結果これだっけ? -- 名無しさん (2015-02-26 09 20 48) コメント欄復活してたんだ -- 名無しさん (2015-03-20 10 31 00) 賛否両論ってタグがあるのに黒歴史ってタグも入ってるのはおかしくない? -- 名無しさん (2015-12-05 18 40 07) ↑そもそもP4Uで触れられてるからタグ付けた奴が黒歴史にしたいだけだろう。アイギスが立ち直れなくて起きた問題も有るしアイギスageでもあるまい。 -- 名無しさん (2016-07-23 10 50 44) 綺麗なテレっテって表現結構見るけど、自分は彼女とラブラブだしで主人公のことどうでもいいだけだと思う -- 名無しさん (2016-10-27 14 21 16) 自分は好き。主人公って想われてたんだなって分かるし。 -- 名無しさん (2017-05-22 14 39 20) 荒らしコメ削除 -- 名無しさん (2019-04-27 12 02 59) ムービーやイベントを動画で見ただけでプレイはしてないけど評判ほど悪くないような感じがした -- 名無しさん (2021-01-24 22 42 20) 「そして…」じゃなくてちゃんと結末まで書いてほしい。今更ネタバレも何もないんだしそこだけぼかす意味がわからん。 -- 名無しさん (2021-02-26 09 07 35) 最終決戦で一つになったって言ってるけど結局はキタローがいたからこそのまとまりでしかないんだよな、無印のラスボス戦だってキタローに対してのそれぞれの祈りなわけだし -- 名無しさん (2021-10-17 14 13 52) 後日談で丁寧に主人公の死体蹴りしただけですよねこれ -- 名無しさん (2023-11-02 13 28 15) 冒頭に本編のエンディングから数日とあるけど、本編ラストの約束の日が3月5日で後日談が3月31日だから数日どころか一か月近く経ってる -- 名無しさん (2024-02-07 20 01 24) P3RでDLCとして出すなんてリークされてたけど、良くなる未来が見えない。キタロー救済とかは今更やめてほしいが -- 名無しさん (2024-02-10 08 33 17) P4U系でアイギスのアルカナが愚者になってるから少なくともP4U時空ではこれ経由してるんだよな -- 名無しさん (2024-02-25 23 30 38) P3Rやった後に改めてプレイ動画でストーリー見直したけど、批判するところが全く見つからなかったのでFES当時より受け入れる環境はできてる -- 名無し (2024-03-04 12 26 15) ユーザーの声見てるアトラスの動き見る限りマジでごく僅かな人間が繰り返し頑張って批判してただけで大多数からは称賛されてたってのマジだったんだな… -- 名無しさん (2024-03-07 06 24 10) それならP3Pの時点で何らかの動きあるはずだし、P3ってPやR出すたびにフォロー入れてるから、単にこっちもようやく改善の目処がたったってことなんでないの。正直システム&ストーリーそのまんまってのは勘弁してほしいし -- 名無しさん (2024-03-07 09 26 13) 当時の時点でもストーリーそのものよりも、戦闘やら合体やらの部分に引っ張られて全体が悪く見えてた印象もある。ハード固定かつペルソナ全書無しで、話の大半はタルタロスみたいなつまらんダンジョン歩いてるだけだからな -- 名無しさん (2024-03-07 10 59 03) 賛否あったみたいだけどワイは好きな作品だよ。 -- 名無しさん (2024-03-07 11 18 32) ↑途中で送った。 -- 名無しさん (2024-03-07 11 20 56) ↑すまん、改行無理なんか…確かにダンジョンはずっと単調だし全書も使えないわ敵は強いわ途中で飽きることもあったけど、やっぱキタロー自身があの力を使って奇跡を起こしたこと、その結果にも後悔はしていないこと、自分なりのこたえを見つけて満足していることやらストーリーで知られて良かったと思ってる。よくキタローを見捨てたといった意見も見られるが、それは違うような気もするし。そりゃ封印になったこと自体は悲しいけど… -- 名無しさん (2024-03-07 11 33 03) ↑3昔はコミュなし、依頼なし、全書なし、ミックスレイドなし、行ける場所は3か所だけでほぼ時の狭間とベルベットルームに篭り切りと、ゲーム部分が大分アレな内容だったからな。少数派かも知れんが後日談のシナリオと後半のボスラッシュが大好きだから、やることの少なさを始めとしたゲーム部分が改善されてれば満足かな。PVでミックスレイド使ってたから全書は使えそうだし -- 名無しさん (2024-03-07 11 40 15) それならP3Pの時点で何らかの動きあるはずだし それは容量の問題です…… -- 名無しさん (2024-03-09 05 34 35) 劇場版でも結局ここの部分は作られんかったのもあんまファン受けが良かったように見えん一因だな。ED後にどこかへ行くエリザベスって描写はあったが -- 名無しさん (2024-03-09 06 56 47) 「出すたびにフォロー入れてるから」を判断基準にするなら345全滅で1と2以外失格ゲーになっちゃうだろうけどええんか? -- 名無しさん (2024-03-09 08 43 56) そっちじゃなくてPや劇場版と展開する機会あったのに何も動きなかったことのほうだろう -- 名無しさん (2024-03-09 10 07 52) 本編で4本も映画やった後にさらにエピソードアイギスを…? -- 名無しさん (2024-03-09 15 12 53) ユーザーの声が多かったらやったかもしれんね。どのみち今まで手がつけられてこなかった部分だし、多分リロードでも何らかの変化あるでしょこのエピソード -- 名無しさん (2024-03-09 16 32 15) 多分というか既に公式ページで「より感情移入できるように調整しました」って書いてあるじゃん。本筋は変えずに補間を増やすんじゃない -- 名無しさん (2024-03-09 23 10 23) Pはただでさえ容量圧縮のために諸要素を削りまくってたし本編の映画化で外伝と続編やらないのは当たり前だと思うんですけど(直球)まあ元々後続作品で正史として扱われるくらいには支持層あったしSNSでエピソードアイギス叩きあったのも初日くらいで以後は反発食らって黙り気味になっちゃったし、叩いてた人達が人気を誤認してたとかじゃないの -- 名無しさん (2024-03-10 10 46 01) 裏を返せばこれまで改めて展開するほどの支持層はなかったってことにもなるし、黒歴史ではないけどイマイチ触れにくい宙ぶらりんだったってのがこれまでの立ち位置じゃね -- 名無しさん (2024-03-10 11 02 34) 正式な続編であるP4Uで普通に後日談込みの設定でアイギスとかエリザベス出してる時点で黒歴史でもなんでもないのに厄介な層が騒いでただけだからな -- 名無しさん (2024-03-10 12 39 49) P4Uだとアイギスのアルカナが愚者だったりエリザベスがエレボス駆除してたりするからね。P3Pは…ハム子無しならエピソードアイギスやれたんじゃない? -- 名無しさん (2024-03-10 13 37 36) というか外伝続編にあたるもんはどんなに強烈な支持層あっても基本的には改めてやることないだろ! -- 名無しさん (2024-03-12 14 49 39) エピソードアイギスをP3Pに収録しなかったのはわざわざFESそのものの劣化版売っても既存ファン買わないから新規要素入れようって女主人公入れたんじゃなかったっけ。結果新作作るくらいの労力かかったのは笑うけど -- 名無しさん (2024-03-12 15 15 45) もしハム子編のepisodeアイギスが出れば過去派と未来派、絶対入れ替わると思う。ゆかりは「私だって、助けられるものならあの子を助けたい。でもあの子は命をかけて私達を守ってくれた。あの子の覚悟を否定することになるんですよ!?」真田(もしくは天田)「そんなのはお前(あなた)の言い訳だ(です)あいつ(あの人)を救うチャンスを俺(僕)は逃せない!」とかになりそう -- 名無しさん (2024-05-23 22 43 46) 仲間たちと戦うやつで負けると特別なイベント見れるの初めて知った -- 名無しさん (2024-07-14 17 57 26) キタローの生死論争とスタッフのインタビュー内容も加わってこその問題作だからな。インタビューを読んだ人がみんなキレてて怖かった。リメイクではそんな下手を打たないと思うがミックスレイドやジョーカー参戦でプチ荒れしてるあたりやっぱり売り方が下手という印象 -- 名無しさん (2024-09-08 15 39 10) 相変わらずコミュボーナスはないが難易度は選べるし全書もある、何なら多めに金払う必要はあるが自分が本編で作った全書からペルソナ引き出す事も出来る、難易度は大分下がってるね -- 名無しさん (2024-09-17 23 42 06) ↑依頼とリンクエピも生えて何とかやることを増やそうという努力もしてたな。難易度はぶっちゃけHEARTLESS以外は、適当に本編の捨てデータ作ってレベル一桁代のペルソナに強スキル覚えさせまくって移動させれば最初から無双ゲーになる -- 名無しさん (2024-09-22 09 15 13) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kwskp3/pages/538.html
ぺるそなすりーとれーでぃんぐかーど 公式 ムービックより発売。SPカード9種。レギュラーカード63種。全72種。 さらに、BOX特典3種(影BOX、時間BOXそれぞれの封入特典2種、外付け特典1種)と 1パックに1枚入っている応募券を、4枚集めて応募する書き下ろしカードが1枚 全76種ということになる。 書き下ろしは、上記の全員プレゼントの1枚のみ。 レギュラーカードの63種中、キャラクターカードが21種、ムービーカードが18種。 SP9種は6枚がゲーム中のキャラクターのバストアップ画像で、バックに後期ペルソナが描かれたもの。 残り3枚は、まず電撃PlayStationの表紙。 背中合わせになった主人公 ゆかりのウェストアップのイラストで、左右にオルフェウス イオの顔が描かれたもの。 ファミ通PS2の表紙で、主人公が十字架のような光に照らされた床に寝転がって、周囲にシャドウの仮面が転がっているもの。 販促イラストで使われたもので(?)主人公 ゆかりのイラストに、影時間のグリーンの空と満月の中にアイギスのシルエットが描かれたもの。 BOX特典3種は、旧パッケージ絵。 教室の中で主人公、ゆかり、順平とタナトスの描かれたイメージイラスト。 販促で多用された、緑の背景にアイギスが指から弾丸を発射しているイラスト。
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/428.html
「なさけないやつね、たかがAランクの魔道師にやられるなんて」 「これからどうするのです?フェイト・・」 「面白いことを言っていたわね、ジュエルシードって」 「お母さんのためにあの子を生き返らせるのね!」 「冗談言わないで、そんな役に立たないやつはいらないわ・・・ こういうのはどう?あたしたちが永遠の命を手に入れ永久に 戦闘を楽しむってのは」 「それはいいわ!」 なのはたちの元へ向かう途中、フェイト一向はとある一族に捕らえられる(ふりをしていた) そこは独裁者の国であった。フェイトはその独裁者の軍隊を簡単に倒す 独裁者に苦しめられていた民衆はフェイトたちに感謝 フェイトたちは無言で去っていく 「これはだめですね、高く売れない土地です」 「消えてなくなりなさい、クズ国め!」 フェイトがデバイスから光線をだし、一国を消滅させた 「どんな国も消え去るときは美しいものね」 「ミッドチルダもいい国なんでしょうかね?」 「なーに、クズ国なら吹き飛ばすまでよ!ジュエルシードを手に入れてからね!」 ついになのはと対峙するフェイト 「くっくっく、喜んで頂戴ね、あなたのような落ちこぼれが超エリートに遊んでもらえるんだから 魔道師は生まれたときに素質を検査される そのときランクの低レベルなあなたみたいなのが 人間界に生まれるはずよ!ようするに、あなたは落ちこぼれよ!」 「そのおかげで家族や友達にも出会えたの!それに落ちこぼれだって必死で努力すればエリートを越えるかもしれないの!」 「ではみせて上げるは、努力ではどうやっても超えられぬ壁を・・・」 「どうしたの高町なのは!?そんな程度じゃないでしょ!?本気を出しなさい!」 「さすが・・・あの子はまだ本気を出してないのにスピードも技も私を超えているの!」 なんとかフェイトにダメージを追わせるなのは、だがそれに激怒したフェイトは 「もうこんな土地などどうでもいい!大地もろともチリにしてあげる!!!」 「賭けるしかないの!全力全開、スターライトブレイカー!!」 技が跳ね返され重症を負うフェイト。当然逃げようとする 「ぶ・・・ぶざまね・・・あたしが逃げるなんて・・」 だが、クロノは止めをさそうと刃物でフェイトを刺そうとする 「く・・・体が動かない!」 「しね!!!」 「まって、クロノくん!その子を生かしておくのは確かに危険・・ だけど、思っちゃったの、きっと友達になれるって・・ だからあたしのお願いを聞いて!その子を逃がしてあげて!!」 「たしかに殺すのはよくないけど・・・でも!」 「そのこは本当はいいこだよ・・・」 「よ・・・よく覚えておきなさいゴミども!あ・・・あなたたちには未来はないわ!」 フェイトは逃げていった 「ごめんなさい、お母さん(いい気にならないでよ、いつかあなたを殺してやるんだから)」 「くっ・・・本当に使えない子!!だけど、今回は上出来ね、ジュエルシードのありかがわかったんだもの」 (なに!?ふざけないで!あれは私のものよ!あなたみたいな糞女のものじゃないわ!) つにに最終回付近、フェイトはプレシアの力が強大すぎるため、しかたなくなのはたちと組むことに 「はははは、ざまあみなさいお母さん、いえ、プレシア!!あなたは終わりよ!ここにいるなのはに倒されるんだから!」 だが、フェイトは心臓を貫かれてしまう 「くだらないこと言って・・・あなたはいらない子よ!どこへでも行きなさい、地獄のどこかへね!」 「フェイトちゃん!!プレシアさん!なんでこんなひどいことを・・!」 「な・・・なのは、まだそんな甘いことを言ってるのか!?おばかさんね! ひ・・・非情に・・・なりな・・・さい! あ・・・あたしはお母さん、いや、プレシあのために働かされた、虐待もされた なのにあいつは私を裏切った・・・私はあいつの手となり足となり命令どおりに動いたのに・・ あ・・・あいつは恐れている・・・魔道師を! た・・・たのむよなのは・・・仇をとってちょうだい・・・魔道師の手で・・・」 フェイトは死んでしまったのか?そしてなのはは怒りに震える 「・・・ゆるさない・・・よくも・・よくも!!うぁぁぁぁぁぁぁ!!」 「あなたも木っ端微塵にしてあげるは、この使えないいらない子のようにね!!」 「いらない子のように?フェイトちゃんのこと?フェイトちゃんのことーーー!!?」 なのはは圧倒的なパワーでプレシアを圧倒、プレシアは片腕と下半身を切断されてしまう 「自業自得とはいえ惨めな最後なの・・・あなたは思い知るがいいわ、命の重さを」 (あ・・・あたしは大魔道師よ・・・だからあなたは私に殺されなければならない・・・) 「わたしに殺されるべきなんだー!!!」 「バカヤローなの!!!!」 こうしてプレシアを撃破、フェイトも幸い生きていた 最後は友達になっていた 単発総合目次へ DB系目次へ TOPページへ